カーリング女子の試合って、会話がかわいいですし、楽しそうに試合をしている選手たちを見ていてこちらも楽しくなりますよね。
そして、日本のカーリング女子の会話内容がナイス!
そしてコーチの言う「ステイポジティブ(前向きでい続けよう!)」が強さの理由のようです。日本のカーリング女子選手の勝てる会話内容をこまかく見てみましょう。
常にみんなで考えるスタイル
予選リーグの前半戦を勝ち越している日本のカーリング女子選手。この成績は素晴らしいですね。予選を突破できるのは4チームですからメダルの可能性も十分あります。
これだけの成績を残すことができるのは、日本カーリング女子選手たちならでは会話内容や行動だと思っています。
カーリング女子選手たちって、いつも常にみんなで考えるスタイルですよね。ストーンを投げる前に、難しいラインだとすぐにみんながハウスの近くに集まっていますよね。
ほかのチームもしてはいますが、きゅっと集まってばらけて、きゅっと集まってばらける、の回数は、日本カーリング女子選手がダントツに多いです。
誰かがリーダーで戦略を決めて、チーム一丸となって頑張るのではなく、どんな時も意見を出し合い、しっかりと話し合って納得する結論を出す。そしてストーンを投げる。が繰り返されます。
藤沢五月選手のショット成功率の高さはすごいと評判ですが、この数字も、スイープする選手たちと目指すプレーの形をしっかり共有しているからなのだと思います。
ピンチの時こそ、みんなでカバーする気持ち
ちょっとしたミスが相手の得点につながるカーリング。
でも、ストーンを投げる順番はすぐに回ってきます。そんな時にチーム内の会話がぎくしゃくしていたり、ひとりだけがミスをひきづっていたりしたら。いいラインにストーンを投げるのが難しそう、っていうのは、素人でもなんとなく想像がつきますよね。
その点、日本の女子カーリングチームははきはきと明るい声で、ミスの選手に「大丈夫」「いいよー」ってすぐに声をかけてました。声をかけられた選手も「ごめん」よりも「うん。ありがと!」と言うほうが多いように思います。
ロシアとの試合では、スイープしている選手が、投げたストーンに接触してしまう「タッチストーン」というミスがありました。世界レベルのカーリング選手にはめったに見られないミスだそうです。
でも、ハウス近くで、ストーンを投げる目印役をしていて、タッチストーンの説明を審判から付け枯れた藤沢選手の行動が素晴らしいと思いました。
というのは、審判から指摘された後、なにもなかったように一言「タッチだった」と言っただけで、次の一投の準備をしていました。
チームメイトがこのような行動をしてくれたら、失敗した気持ちを引きずらないで、切り替えしやすいし、なにより、そんなチームメートのために、今度は絶対にいいプレーするぞ!って、気合入りますよね。
実際、タッチストーンのミスの出た後は、素晴らしいプレーをして、ロシアに勝ってました!
予選の後半戦は、カーリングの強豪国との対戦ですが、このチームワークで勝ち進んでほしいです。